ワインを保管するのに便利なワインセラー。
ワインセラーの冷却方式に「ペルチェ式」「コンプレッサー式」とありますが、どのような違いがあるのでしょうか?
ワインセラーの「ペルチェ式」と「コンプレッサー式」の違いについてご紹介していきます。
ワインセラーの冷却方式にはそれぞれに特徴があり、メリット・デメリットもあります。
ワインセラーを購入したいけど何を購入していいのかわからない方におすすめの記事になっています。
ワインセラーの冷却方式は?
ワインセラーの冷却方式は主に下記の3つが採用されています。
↓↓ワインセラー 3つの冷却方式 ↓↓
❶ ペルチェ式
❷ コンプレッサー式
❸ アンモニア方式
3つの冷却方式の違いは、”どのようにワインセラー庫内の冷却を行うか”の違いです。
どんな冷却方式を採用しているのか詳しくご紹介していきます!
ペルチェ式
「ペルチェ式」は、直流電流を金属が吸収して庫内を冷やす方法を採用しています。
他にも除湿器や車載のクーラーボックス、パソコンのCPU冷却にもこの「ペルチェ式」が使われています。
コンプレッサー式
「コンプレッサー式」は、気体冷媒を取り込んで圧縮し、気化熱を利用して庫内を冷やす方法を採用しています。
他にも冷蔵庫やガラス戸の冷蔵ショーケースなどもこの「コンプレッサー」が使用されています。
アンモニア方式
「アンモニア方式」は、アンモニアの気化熱を利用して庫内を冷やす方法を採用しています。
「アンモニア方式」を採用したワインセラーはあまり多く販売されていません。
機能面やランニングコスト面、価格の面について世間に多く販売されている「ペルチェ式」と「コンプレッサー式」を比較してみました!
ワインセラー ペルチェ式 コンプレッサー式の違いは?
ワインセラーの「ペルチェ式」「コンプレッサー式」について下記の4つの側面からどんな違いがあるのかご紹介していきます!
❶ 冷却能力
❷ 静音性
❸ 消費電力
❹ 本体価格
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冷却能力
ペルチェ式 |
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冷却能力は弱い |
コンプレッサー式 |
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冷却能力は優れている |
冷却能力は、ペルチェ式よりもコンプレッサー式の方が優れています。
その理由は”冷却力”
コンプレッサー式は冷却力が強いため、庫内の温度が安定しやすい特徴があります。
一方ペルチェ式は冷却力が弱いため、外気の温度に左右されやすく庫内温度を一定に保つことが難しくなります。
静音性
ペルチェ式 |
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運転音と振動は小さい |
コンプレッサー式 |
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運転音と振動は大きい |
コンプレッサー式よりもペルチェ式の方が運転音や振動が小さく、静音性に優れています。
その理由は、コンプレッサー式はモーターを動かして冷却しているからです。
ペルチェ式も外側に熱を放出するためのファンの回転音はありますが、コンプレッサー式のモーター音に比べると運転音も振動も小さくなります。
では、コンプレッサー式の運転音や振動はどのくらいなのか...
同じコンプレッサー式が採用されている”一般家庭用の冷蔵庫”と同じくらいと想像していただいていいかもしれません。
消費電力
ペルチェ式 |
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消費電力は多い |
コンプレッサー式 |
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消費電力は少ない |
消費電力はペルチェ式よりもコンプレッサー式の方が少ないと言われています。
ペルチェ式は常時ファンを稼働させ排熱しているため、コンプレッサー式に比べて消費電力がより多くなります。
消費電力が多くなれば電気代も高くなりますよね!
電気代がどのくらい違うのか気になるところですね!
ペルチェ式とコンプレッサー式の電気代がどのくらい違うのか、下記で比較してみました。
使用時間/冷却方式 | ペルチェ式(※1) | コンプレッサー式(※2) |
---|---|---|
1時間あたり | 約 3.56円 | 約 2.32円 |
1日あたり | 約 85.56円 | 約 55.8円 |
1ヶ月あたり | 約 2,602円 | 約 1,697円 |
1年あたり | 約 31,229円 | 約 20,367円 |
※2 出典:適格消費電力 75W | 庫内容量 76L | 収納本数 21本
※ 1kWhあたりの電力料金 31円で計算
本体価格
ペルチェ式 |
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本体価格は安価 |
コンプレッサー式 |
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本体価格は高価 |
本体価格は、コンプレッサー式に比べてペルチェ式の方が安価です。
- 【ペルチェ式】 本体価格 8,000円 ~ 60,000円
- 【コンプレッサー式】 本体価格 45,000円 ~ 950,000円
本体価格は容量や収納本数、機能面などで価格が違います。
ペルチェ式の本体価格よりコンプレッサー式の本体価格は3倍以上になるものもあります。
ワインセラー ペルチェ式 コンプレッサー式の違い まとめ
ワインセラー「ペルチェ式」と「コンプレッサー式」の違いについて、上記の4つの側面を一覧にまとめてみました!
「ペルチェ式」と「コンプレッサー式」どんな人におすすめなのかまとめてみました!
ワインセラー「ペルチェ式」がおすすめな人
- ワイン初心者
- デイリーワインを保管したい
- お部屋が狭い
- 寝室に設置したい
- リーズナブルなワインセラーを探している
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ワインセラー「コンプレッサー式」がおすすめな人
- ワイン中・上級者
- ワインを熟成したい
- 日本酒や醸造酒・高価なワインなどを保管したい
- ランニングコストを抑えたい
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まとめ
ワインセラーの「ペルチェ式」「コンプレッサー式」の違いについてご紹介していきました。
「ペルチェ式」は静音性に優れ、お手頃価格で購入することができますが、冷却力が弱く、「コンプレッサー式」に比べて消費電力が大きくなる特徴があります。
ワイン初心者や日常的にワインを飲む方、お手頃価格でワインセラーを購入したい方に「ペルチェ式」はおすすめです!
また「コンプレッサー式」は冷却能力に優れ、「ペルチェ式」に比べて消費電力が少ないですが、運転音や振動があり、本体価格がやや高価な傾向に。
ランニングコストを抑えながら、日本酒や醸造酒を保管したい方やワインを長期熟成したい方には「コンプレッサー式」がおすすめです!
日本の住居に設置しても違和感のないワインセラーや1台のワインセラーで適温の違うお酒を保管できる2温度帯やロック機能のついたものなど、ワインセラーもさまざま。
機能面もプラスαで検討することで、より自分にピッタリのワインセラーが見つかるかもしれません。
機能面やデザインもぜひ一緒に検討してみてくださいね♪